KEMPERを足元で操作するのに一番適しているのは KEMPER REMOTE
という事は紛れもない真実なのですが…
最近は暑くて大きな荷物をリハスタやライブハウスまで運ぶのが若干苦痛になってきています…
しかし、フットスイッチが無いと演奏中の切り替えがほぼ不可能というのも事実です。
そこで!! 「バッキング↔クリーンの切り替えだけでも出来れば何とかなるんちゃうか?」
というものすごく楽観的な考えですが、曲中の音色切り替えが少なければ何とかなりそう!
そこで 小型、RIG内を上下出来る、電源不要のパッシブ
この3点で検索しみてた所、あるにはあるのですが正直なんだかピンと来ませんでした。
恐らく僕の要望は全て叶うと思うのですがうーんというデザインと値段….
なので!! フットスイッチを自作することにしました!
そして冒頭でこんな事いうのはおかしいですが僕はめっちゃくちゃエフェクター的なのを作ったりするのが下手くそです笑
自分では丁寧にやっているつもりですが、途中で「まぁええやろ」的な思考が全面に出てきてしまい、動くけど形いびつ。。。みたいなのが出来上がったりします。
そんな僕でも何とかKEMPERを操作できるフットスイッチを自作することに成功したので、今日はそのレポを記事にしたいと思います。
全国、全世界の不器用だけどチャレンジしたい皆々様!! 頑張れば何とか出来るぞ!!
作成したいフットスイッチの動作イメージ
まず初めに、どういうフットスイッチが作成したいのか、どう動作して欲しいかを解説していきたいと思います。
図が適当過ぎて申し訳ないですが
上記の様に、AかBのフットスイッチを押すとPerformanceモードのRIG内を上下で移動する これが今回作成するフットスイッチの目指す目的です。
ただこの場合2つのRIGを交互に動くだけなので、2つ以上のRIG移動がある場合にはあまり適していません。
ただ意外とこれだけでリハぐらいなら事足りちゃう方って意外と多いんじゃ無いかなと…実際僕はそうでした。
そして、できるだけコンパクトに作成したいという点もあります。
市販されているフットスイッチも小型で中々かっこいいのもあったりするのですが、仕組みを調べているともしかしてこれ自分でも作れるんじゃね?→ならケースとかも小型にして持ち運びを極限まで楽にしたい!! と重いできるだけコンパクトにまとめて作成したいと考えております。
材料調達
今回は、ネット通販で材料を揃えました。
今は何でもネットで揃うので本当に便利!!
今回は東京にあります、秋月電子通商様からお取り寄せさせて頂きました!
https://akizukidenshi.com/catalog/default.aspx
- alpha モーメンタリー DPDT ×2個 ※
- ノーブランド ステレオボックスジャック 6.3mm 1/4インチ ×1個
- 電気工作用配線 赤、青、白 各 1mずつ
- Aサイズ相当のケース ×1個
このケースにパーツが入るのかどうか全くわかりませんでしたが、ケースがカッコ良かったのでこれにしました。実際に届いてからパーツを当てがってみると入りそうなので良かったー!!
材料はたったこれだけでフットスイッチが作れます。
ショップ様などにもよると思いますが、送料込みで合計3000円ピッタリでした。
正直既製品を買ったほうが手間などを考えると、安いのではと思いましたが…..
ここまで来たらやるしかねぇ!!
配線図とスイッチ類の配置を決める
兎にも角にもまずは配線図から作成して行きます。
スイッチのここに配線すると電気的にこう動いてこっちがetc…..
的な話は今回全部綺麗に忘れて、こう繋いだらこう動く的な解説だけしていきます。
このようなつなぎ方で動作しました。
配線図が決まれば、ケースに配置するスイッチやジャックの位置決めをしていきます。
ケースにマスキングテープを貼って、だいたいの位置を決めるために線を引いておきます。
この線自体がもうすでにおかしいですね笑
ですがもう気にしないのだ!! やってる本人はめちゃくちゃ真面目にやっています。そしてこの時僕は線がおかしいのに全く気が付きませんでした笑
イメージとしてはだいたいこんな感じで配置したいと思います。
ケース自体が小型なので、インプットジャックだけはケースに対して少し上側に配置します。
蓋が開いている方向に配線をするので、あまり真ん中寄りや、下寄りにジャックを配置すると、ケースを閉めた際に配線がケースと干渉する可能性があるからです。
まずは穴あけ加工から
位置決めも決まったらいよいよ穴掘りの時間がやってまいります。
ホームセンターで買えるお手頃価格の電動ドリルですが、これでも十分に穴を開けることが可能です。
躊躇なくガンガン穴を開けて行きます!!!!
※怪我をし易い工程ですので、気を付けて作業をしましょう!!
格闘すること5分。穴あけ加工 完了です!
このあと、穴を開けた部分は棒ヤスリで綺麗にしておきました。
いきなり太いドリルから開け始めるのではなく、細いドリルで先穴を開けてそこから徐々に太いドリルに変えていくと、楽に比較的綺麗に穴を開ける事が出来ます。
いよいよ配線
穴あけ加工も完了し、パーツを取り付けることが出来たらいよいよ配線に取り掛かります。
上記で説明した配線図を元にはんだ付けをしていきます。
配線をはんだ付けする順番などは特に決まっていないので自分のやりやすい方法でつけてOKです。
我が家のはんだ付け会場(キッチン)に移動してきまして、いざ勝負!!!!
はんだ付けは好きですが、空調の届きにくいこの時期(7月初旬)のキッチンは暑い・・・・
とか何とか言っているまにはんだ付け完了です。
後は動作チェックをして動いたら蓋をしてフットスイッチ自作は完了です!
動作チェック
ドキドキの動作チェック。。。。。
出来てるー!!!!!! うれしい!!!!!!
KEMPERとの接続と設定
KEMPERとこのフットスイッチは TRSケーブルで接続してください。
KEMPERの接続先はここです。
1番でも2番でもどちらでもつなげて大丈夫ですが、つなげた番号だけ覚えておいてください。
今回は1番の SWITCH/PEDALにTRSケーブルを挿します。
続いてKEMPER側の設定です。
SYSTEMボタンを押して Page 6まで進みます。
今回はPedal1に挿したのでpage 6に、Pedal2に挿した方はpage 7で設定してください。
Mode は Dual Switch
AをTuner BをRig Down に設定しています。
この設定で上記の動画の様な動作が可能です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
何とか当初の目論見通り、KEMPERを自作のフットスイッチでRIGの移動が出来ました!
まず何よりも、手先が不器用で何するにしても歪に仕上がる僕ですが、そんな僕でも出来たのが正直めっちゃくちゃうれしいです!!
この記事が誰かのお役に立てれば僕はうれしいです!
それではまた!
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