DTM初心者が選ぶべきコスパ最強モニターヘッドホン特集

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DTM

日本の住宅事情的に避けて通れないのが音問題。
アパートや自宅の部屋である程度音量を出してモニタリング出来る環境があれば問題ありませんが
モニタリングが出来る音量を出してしばらくすればご近所様や家族からものすっごい顰蹙を買う事間違い無し!!

そんないやーな顰蹙なんぞを買わない為の必須アイテム….そうモニターヘッドホン!!
ヘッドホンがあればド深夜でも周りを気にせずゆっくりギターやベースの練習やらRECをしたり、MIXをしたりと捗ってしゃーない!!

しかしいざモニターヘッドホンを調べてみるとこれまた値段はピンからキリまであり、仕様や見た目も結構違ったりしてどれを買えばいいか迷ってしまいがち。。。

そこで今回はDTM初心者やモニターヘッドホン初心者が選ぶべきコスパ最強のモニターヘッドホンを紹介しつつ、普通のヘッドホンとモニターヘッドホンで何が違うかを徹底解説したいと思います!!

モニターヘッドホンで悩み君
モニターヘッドホンで悩み君

あかん….迷い過ぎて何にも買われへん…

モニターヘッドホンで悩んでる君!! 是非ともこの記事をチェックだ!!

モニターヘッドホンと普通のヘッドホンって何が違うの?

ヘッドホンには大きく分けて
モニター用ヘッドホンリスニング用ヘッドホンという2種類に分類することが出来ます。

単刀直入に言うと
モニター用ヘッドホンは音楽制作に適しており、リスニング用ヘッドホンは普段の音楽鑑賞や映像関係などエンタメを楽しむのに適している。
勿論絶対にそれを使わないといけない!ってわけでは無く、それを使った方がより深く楽しむ事が出来るっていうだけなのであんまり肩を張らずに是非ともリラックスして選んで欲しい笑

モニターヘッドホン悩み赤ちゃん
モニターヘッドホン悩み赤ちゃん

じゃあリスニング用とモニター用は何が違うん?

家電量販店や某密林サイト等でリスニング用ヘッドホンを見てみると製品の説明やポップなどに
「圧倒的な低音!! 綺麗な高音域!! 広がりのある音!!」 と書いてあったりするのを目にした事があると思います。
つまりエンタメの没入感を高めるチューニングが施されているのがリスニング用ヘッドホンになります。

もちろんモニター用ヘッドホンにもそういうチューニングが施された製品もあります。
ですがそこまで派手な味付けでは無く、無難なサウンドにまとめられているのがほとんどです。

モニターヘッドホンはリスニング用ヘッドホンとは対極的で、音源をそのまま再生してくれます。
素直な出音で音を聴く事が出来るのでDTM等の音楽制作や楽器等の練習で良く使われる理由がそれになります。

気持ちい感じにチューニングされているヘッドホン⇒リスニング用ヘッドホン
素直な出音で原音を忠実に聴きとれるヘッドホン⇒モニター用ヘッドホン

っていう認識でOKです!!

開放型 vs 密閉型:それぞれのメリット

ヘッドホンには、開放型と密閉型という二つの形式があり、モニターヘッドホンにもこの2つのうちどちらかの型式になっております。

ヘッドホンには実際に振動して音を出す「ドライバーユニット」とそれを支えてカバーしている「ハウジング」という部分があります。

ドライバーユニットから音が出てそれを耳で聴きとるというのがヘッドホンの基本的な構造なのですが
スピーカーと同様に後ろ側にも音を発してしまいます。
その音を開放するか密閉するか、というのが開放型と密閉型という事です!

音抜けが良くて魅力的だぞ!! 開放型ヘッドホン!

開放型は上記の図の様に、ハウジング部分がメッシュ素材などになっており、ドライバーユニットから後ろ方向に発生する音がハウジングの外にも出るようになっています。

開放型のメリット

ハウジング内に音がこもりにくい、音抜けが良いのが一番のメリットです!
音抜けが良いと広い音場を感じる事が出来るので、空間を意識しながらMIX作業をしたい場合などに適しています。
また伸びがある高音が出やすいのも開放型のメリットで、ハウジングが密閉型に比べて軽いので長時間着けていても疲れないっていうのもうれしいポイントです!

夢中で作業をしていて気が付いたら耳も肩も首もめっちゃ疲れちゃうって事があったりするので個人的に軽いっていうのは結構大事です笑

開放型のデメリット

開放型の最大のメリット、音抜けが良い!! だけどそれは逆に言えば音漏れが大きいというデメリットにもなります…
また密閉型に比べて外からの音が結構聞こえるので、騒がしい屋外などでは使用するのは難しいです。
音が漏れてもいい自宅等で静かな場所で使用するのに適していますね。

もし開放型の持ち運びを考えている方がいらっしゃいましたら大きめのケースやカバンをご用意ください。開放型はユニットが大型になりがちなので持ち運びが結構大変です。

低音をしっかり聴きとってばっちりMIX!! 密閉型ヘッドホン!

密閉型はハウジングが木材や樹脂などで密閉されており、外部に音を漏らさない構造になっています。
ドライバーユニットから発生した後ろ向きの音をしっかりハウジング内で処理しちゃうってわけですね!

密閉型のメリット

密閉型ヘッドホンは遮音性が高く保てるので、低音がしっかり効いたサウンドを出しやすいというメリットがあります。
ヘッドホン内部の音はハウジング内で留まり、外部に音漏れが発生しにくい構造なので外からのノイズも耳に入りにくくなり、集中して作業をする事が出来ます。

また昨今では当たり前に搭載されていたりするノイズキャンセリング機能も、構造上密閉型ヘッドホンでなければ搭載出来ません。(モニターヘッドホンには必要ない機能ですが….)

密閉型のデメリット

モニターとして使用する密閉型ヘッドホンのデメリットは開放型と比べて音がこもりますので、高音が若干出しにくいという事です。
でもこれは敢えてデメリットをあげるとという事で、密閉型のヘッドホンはデメリットがほぼありません。
モデルによっては若干重かったりして、長時間着けているとこめかみ辺りが痛くなるという事が個人的にデメリットかなと….

周波数帯域とインピーダンスって何?

モニターヘッドホンを選ぶ時にスペック表と睨めっこした際によく目にします
再生周波数帯域 という所に少し注目してみましょう!

再生周波数帯域とはそのヘッドホンで再生できる音の上下を表している数値になります。
例えばスペックシートに「20Hz~20kHz」と表記されていた場合
低い周波数は20Hzの音から、高い音は20kHzの音まで再生できる性能があります!! という事になります。

モニターヘッドホンお悩み部長
モニターヘッドホンお悩み部長

僕が欲しい奴は「5Hz~50kHz」って書いてあるから
めっちゃ再生周波数帯域広いじゃん! やった!!

確かに周波数帯域が広い方が優れている という考え方はある意味正解です!
しかし!注意しなければいけないのは、再生周波数帯域で記されている値は低音高音の両端の値だけで、その幅の中での特性は別問題になります。

例えばモニターヘッドホンお悩み部長が欲しい「5Hz~50kHz」の再生周波数帯域を持つヘッドホンは
5Hzの超低音も50kHzの超高音も再生できるけど、間の150Hz付近があまり出ていなくて、逆に5kHz付近はドガーン!!と出ている!
モニターヘッドホンでこういうチューニングが施されている事はほぼありませんが、メーカーによって特性は大なり小なりあります。
なので再生周波数帯域が全てという訳では無いのですが一つの基準になるのは正解です!

モニターヘッドホンの大前提として、メーカーによって味付けは多少ありますがあくまでもフラットな出音 という所があります。

あまりにも大胆な味付けはモニターヘッドホンとして使えないですし、オーディオメーカーとしての信頼もあったもんじゃありませんからね笑

じゃあインピーダンスってのも重要?

インピーダンスを超簡単に説明すると インピーダンス=電気抵抗 
理科の授業で習った Ω(オーム)というあれです!
この数字が大きいほど電圧が高く、効率的に電力を送ることが出来ます。

インピーダンスが高い=抵抗が大きい=再生音量は小さいハイインピーダンス
インピーダンスが低い=抵抗が小さい=再生音量が大きいローインピーダンス

ハイインピーダンスは電気効率が良い代わりに再生音量を上げないとモニターしずらいので結果的に外的ノイズから弱くなってしまいます。

ローインピーダンスは電気効率はそこそこですが、小さい音量でもしっかりモニターできますので、ある意味場所や環境を選ばず使用する事が出来ます!

どちらもメリットデメリットがありますが、40Ω~80Ω辺りのモニターヘッドホンが無難かなと個人的に思っています。

コスパ最強のモニターヘッドホン

SONY ( ソニー ) / MDR-CD900ST 密閉型スタジオモニターヘッドホン

ドが付いてレも付くぐらい定番中の定番 MDR-CD900ST! 赤ラベルなんて呼ばれたりもします。
数多くのレコーディングスタジオで愛用されているいわば音楽業界のスタンダード。

出音としましては若干低音が聴きとりずらい気がしないでもないですがそこはあくまでもモニターヘッドホン。
素直な出音で原音をそのまま出力してくれて、現場に無いと困る….そんな素敵なヘッドホンです。

正直素っ気ないヘッドホンと言われるとその通りなのですが、モニターに求める機能をしっかり果たしており、僕の中ではこのヘッドホンが基準の音になっています。

プロが使う用って事はちょっと値段が….と思ったそこのあなた!!!
意外と手に取りやすい価格になってたりするので要チェックです!!

形式 :密閉型
再生周波数帯域 : 5Hz~30kHz
インピーダンス : 63Ω
付属品 無し

※CD900STはプラグがステレオ標準プラグになっているのでミニプラグで使用する場合は変換プラグが別途必要になりますのでご注意ください!!

SONY ( ソニー ) / MDR-7506 定番スタジオモニターヘッドホン

上記で紹介したCD900STの兄弟機という立ち位置でもあるMDR-7506 こちらは青ラベルとも呼ばれたりします!

音の特性としてはCD900STよりも低音部分が協調されており、モニターヘッドホンとしてもリスニングヘッドホンとしても使用できます。
どちらも欲しいな~と考えている方に是非とも一度聴いてみて欲しいヘッドホンです!

またヘッドホン自体に折り畳み機能が付いており、持ち運びに便利なうえ巾着袋も付属しているのでポータブル性が非常に高いのもポイントです。
ヘッドホンのケーブルがカールコードと呼ばれるコードになってり、ここは好みが分かれるポイントではありますが、リスニング用モニター用と一粒で二度おいしいヘッドホンになっておりますので、是非ともこちらもチェック!!

形式 : 密閉型
再生周波数特性 : 10Hz~20kHz
インピーダンス : 63Ω
付属品:変換プラグ ネジ込タイプ (3.5mmステレオミニ⇒6.3mmステレオ標準) / キャリングポーチ

YAMAHA ( ヤマハ ) / HPH-MT8 スタジオモニターヘッドホン

音楽業界の老舗中の老舗 YAMAHAさんから発売されているモニターヘッドホン HPH-MT8
「すべての音を、見るために」をテーマに作成されたこのヘッドホンは
低音~高音までまったくクセが無く、非常に解像度の高い音が魅力的です!

また分離間も非常に良く、クセの無い出音とあいまって使っていて気持ちいいモニターヘッドホン。
こちらのヘッドホンもモニター用リスニング用と幅広い使用用途で活躍してくれる事間違いなしのヘッドホンです!

またフィット感というか、着け心地が非常に良くて、ずーっと触っていたい質感です。
長時間着けていてもあまり疲れないというか包まれている感が凄い笑

形式 : 密閉型
再生周波数特性 : 15Hz~28kHz
インピーダンス : 37Ω
付属品:6.3mm ステレオ標準プラグ変換アダプター、3.0m ストレートケーブル(脱着式)、1.2mコイルケーブル(脱着式)、キャリングバッグ(合皮)

AKG ( アーカーゲー ) / K240 Studio セミオープン型ヘッドホン 3年保証モデル K240 ST

マイクやヘッドホンで名前を聞かない事が無いぐらい有名なメーカー様でもある AKG(アーカーゲー)
そんなAKG様から出ているコスパの高いヘッドホンが このK240 Studioだ!

海外のレコーディングスタジオやブロードキャスト等で大活躍しており、オープン型を採用しているので、立体的で自然な音の広がりと、音抜けの良さが特徴です。
癖が無く全音域をまんべんなく再生してくれる特性で、レコーディングやミキシングは勿論、リスニング用としても頼りになるヘッドホンです!!

大型のイヤーパッドを搭載しておりますので、長時間の装着も結構楽々でした!
普段の作業用ヘッドホンとして僕は愛用しております!

ケーブルには、プロ仕様のミニXLR端子を搭載しており、ポータブル機器との接続に便利な3mのケーブルとコンバーチブルジャックプラグが付属。着脱が可能なため、万が一断線しても簡単に付け替えができちゃいます!! 安心してガンガン使おうぜ!!


形式 : セミオープン型
再生周波数特性 : 15Hz~25kHz
インピーダンス : 55Ω
付属品:6.3mm ステレオ標準プラグ変換アダプター

まとめ

如何でしたでしょうか?
ミキシングに使用できるヘッドホンは総じて音域も広く確保されているので、普段使いにも非常に便利で、ギターのアンプシミュレーターのお供は勿論! 映画や音楽鑑賞も普段気が付かない繊細でダイナミックな音響体験が楽しみの一つですね!!

是非ともこちらの記事を参考にしていただき、自分にぴったりのヘッドホンを見つけてみてください!!

それではまた!!



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