世の中には数しれず ”名機” と呼ばれるエフェクターが数多く存在し、それはまるで伝説が如く語り継がれており、その勢いは現代に至っても衰える事をしらず
「ギター弾いてるなら知ってるよね?もちろんこれ知ってるよね?オリジナルだよ?すごいでしょ?」
とオリジナル至上主義からの謎マウントを取られまくって枕を涙で濡らして、涙が出た分をクリアアサヒで補充する毎日の僕ですが皆様どうお過ごしでしょうか?
ひとえにヴィンテージエフェクターといっても様々な種類があります。
しかし、ギター系雑誌や有名なyoutuber様の足元を見るといますいます、ケンタウロスの絵が書いたエフェクターや古そうなBOSSのエフェクター等などがずらり。。。。
もちろん見た目もさながらサウンドの方も唯一無二の音がなってて結構よだれじゅるりな存在です
が!!!!!!!!
オリジナルのヴィンテージエフェクター高すぎ!!!!!
誰が買えるんだよ!! いや実際持ってる人がいるから買ってるわけで・・・
とか一人で考えておりますが実際問題、なかなかほいと手が出る値段ではありません。
ギターの魅力のひとつは、時代を超えて愛されるヴィンテージサウンドです。ジミ・ヘンドリックスやクラプトン、70年代ハードロックの名盤で聴けるあの音。
しかし、オリジナルのヴィンテージエフェクターは高額で手が出しにくいのが現実です。
そこで今回は、手軽な価格でヴィンテージトーンを再現できる「コスパ良好なエフェクター」を5つ厳選しました。宅録からライブまで幅広く使えるモデルばかりです。
そう今回のテーマはパクリ商品 リスペクト、オマージュ系エフェクターのご紹介!!
Q.憧れのあの音が欲しいけど、予算的に難しい。。。
Q.本物を持っているけど外に持ち出して壊れたり、盗られたりしたら怖い。。。
Q.いざ似ているのを買おうを思ってもどれを買えばいいのか。。。
そんなお悩みをお持ちの皆様よっといでー!!
- そもそもなぜヴィンテージエフェクターがいいのか
- ヴィンテージサウンドを再現できるコスパ系エフェクター5選
- 1. BEHRINGER Vintage Tube Overdrive (TO800)
- 2. Joyo JF-12 Voodoo Octave
- 3. Electro-Harmonix Nano Big Muff Pi
- まとめ – コスパで選ぶヴィンテージ系エフェクターはこれ!
そもそもなぜヴィンテージエフェクターがいいのか

僕のサイトでも何度か取り上げておりますが、現代のギター機材は”デジタルプロセッサー”使ってなんぼみたいな所があるのも事実です。
そのデジタルデータも元をたどれば実際に存在する機材を精巧にコピーしたりサウンドをなぞったりして作成しているのですが、実機となるとメンテナンスや運搬という面でデジタル系機材には一歩おとります。
しかーし!!! 実機には実機にしか出せないニュアンスや音があるのも事実!
そしてなによりもとてつもなく大切なことは ロマンが溢れている
もはやここが一番、やっぱりギターも人間もハートが一番なんすわ。。。
1. 唯一無二のサウンドキャラクター
70〜80年代に製造されたエフェクターは、当時のパーツや設計の影響で現行品にはない音質が生まれます。
- 部品の経年変化(トランジスタや抵抗、コンデンサの劣化)が「味」になる
- 個体差が大きく、同じモデルでも微妙に違うサウンドを楽しめる
この「偶然性」や「一台モノの音」が魅力です。
いわいる”枯れた音” とか ”やれ感” というのはこういう複雑な味が重なって出来上がっています。
2. 名アーティストの使用歴
ジミ・ヘンドリックス、ジミー・ペイジ、エリック・クラプトンなど、伝説的ギタリストが当時使っていた機材がヴィンテージ化しています。
「憧れのアーティストと同じ音を出したい!」という心理が人気を支えています。
OOモデル! 的な感じで現代リニューアル版として販売していたりしますがやっぱりそれだけ
伝説的なミュージシャンになると機材から何までオリジナルを模倣したいと思いますよね。
僕もメタリカのジェイムズが好きで、ESPのエクスプローラーを買って限界までギターを下げて弾いたりしていました笑
3. 資産価値(コレクション性)
ヴィンテージエフェクターは流通量が少なく、年々希少価値が高まります。
- 価格が上昇傾向(特に70年代製のオリジナル品)
- 中古市場で「投資対象」としての魅力もある
ただし実用性より「コレクション目的」で買う人も多いです。
実際の所、ヴィンテージエフェクターの値段が高騰している理由の一つが ”投資目的”
こればかりはどんなものでも避けられない宿命というか運命みたいなものなので仕方がありません。
50年前に販売されていた製品がしっかり動作する物が残っているという時点で結構すごい事ですもんね。クラシックカーなども投資目的で多数購入される方もいらっしゃいますし。
羨ましい!!!!!1
現行品にはない「不完全さ」
先にも書きましたが今はデジタルな機材全盛期。
しかしそのデジタルサウンドが時に「似てるけどこれじゃない」という感覚を生み出してしまいます。
デジタルで整えられた音は綺麗すぎてこれじゃない感が生まれてしまうと僕も常々思ってはおります。ここはオリジナルにしか出せない究極のニュアンスですね。
ヴィンテージサウンドを再現できるコスパ系エフェクター5選
ここからは僕個人が実際に購入してなるほど….となったエフェクターをご紹介
ヴィンテージと言っていますが、もちろん現代の音楽にしっかり当てはまる音が出ます!
汎用性が高いのも魅力の一つかもしれません!
1. BEHRINGER Vintage Tube Overdrive (TO800)
🎸 BEHRINGER Vintage Tube Overdrive (TO800) のおすすめポイント
✅ 1. 圧倒的なコストパフォーマンス
- 価格が非常に安価で、初心者から上級者まで手に取りやすい。
- 「TS系(Tube Screamer)」系統のサウンドを手軽に試せる。
✅ 2. ナチュラルなオーバードライブサウンド
- クリーンブーストからウォームなドライブまで幅広く対応。
- 真空管アンプと組み合わせると、クラシックなブルース・ロックサウンドが簡単に作れる。
✅ 3. シンプルな操作性
- コントロールは Drive / Tone / Level の3つだけで直感的。
- 初心者でも迷わず使える。
✅ 4. 軽量かつコンパクト
- コンパクトエフェクターとしてボードにも収まりやすい。
- 持ち運びが楽。
⚠️ デメリットポイント
❌ 1. 耐久性に不安あり
- プラスチック筐体のため、BOSSなどの金属筐体エフェクターと比べて壊れやすい。
- 激しいライブやハードな使用環境にはやや不向き。
❌ 2. ノイズが出やすい場合がある
- ハイゲインで使うとノイズが気になることがある。
- ノイズ対策(ゲートやシールドケーブルの見直し)が必要な場合も。
❌ 3. 細かいニュアンス調整は苦手
- プロ仕様の高級オーバードライブと比べると、音の深みやダイナミクス表現は控えめ。
- あくまで「入門用」や「サブ機」としての位置づけが強い。
✨ まとめ
BEHRINGER TO800 は、安価で「TS系」サウンドを体験できる優秀なペダル です。
耐久性やノイズ面の弱点はありますが、価格を考えれば十分に魅力的。特に初心者や「まずはオーバードライブを試したい」という方におすすめです。
2. Joyo JF-12 Voodoo Octave
🎸 Joyo JF-12 Voodoo Octave のおすすめポイント
✅ 1. ファズ+オクターブの2in1設計
- クラシックなファズサウンドに加えて、オクターブアップを搭載。
- 単体でも多彩なサウンドメイクが可能で、ジミ・ヘンドリックス系のサイケなトーンも再現できる。
✅ 2. コストパフォーマンス抜群
- ファズ&オクターブの複合ペダルとしては非常に手頃な価格帯。
- 初めてオクターブファズに挑戦したい人に最適。
✅ 3. 多彩なコントロール
- Volume / Fuzz / Tone / Mid-Cutスイッチ / Octaveスイッチ を搭載。
- ファズ単体、オクターブON、ミッドカットONと組み合わせることでサウンドの幅が広い。
✅ 4. メタル筐体で頑丈
- 金属製ボディのため、BEHRINGER系のプラスチック筐体よりも安心感がある。
- ライブでも安心して使える。
⚠️ デメリットポイント
❌ 1. ファズ特有の扱いにくさ
- ノイズや暴れ気味のサウンドが出やすく、慣れが必要。
- 繊細なニュアンス表現には不向き。
❌ 2. オクターブの効き方が限定的
- 中音域~高音域でしかオクターブ効果がはっきり出ない。
- 低音弦では効果が薄くなる。
❌ 3. トーンの細かい調整は難しい
- ToneやMid-Cutである程度コントロールできるが、プロ仕様ペダルのような繊細な音作りは苦手。
✨ まとめ
Joyo JF-12 Voodoo Octave は、ファズとオクターブを気軽に楽しめる多機能ペダル です。
荒々しいファズにオクターブを加えることで、クラシックロックから実験的なサウンドまで幅広く対応。
ただし、ファズ特有の暴れ感や扱いづらさもあるため、「攻めたサウンドを求めるプレイヤー」には強くおすすめできます。
3. Electro-Harmonix Nano Big Muff Pi
🎸 ELECTRO-HARMONIX / NANO BIG MUFF Pi のおすすめポイント
✅ 1. 名機BIG MUFFサウンドをコンパクトに再現
- 伝説的な「BIG MUFF Pi」のサウンドをそのまま小型筐体に凝縮。
- ペダルボードに載せやすく、省スペースで使いやすい。
✅ 2. 圧倒的なサステインと分厚いディストーション
- ファズに近い独特の歪み感で、轟音系リフやリードに最適。
- サステインが非常に長く、ソロプレイでも存在感抜群。
✅ 3. シンプルな操作系
- Volume / Tone / Sustain の3ノブ仕様で、直感的に音作り可能。
- 初めてのファズ/ディストーションペダルとしても扱いやすい。
✅ 4. 幅広いジャンルに対応
- ニルヴァーナやSmashing Pumpkinsのようなグランジ系、
- シューゲイザーやオルタナティブロックなどにもハマる。
⚠️ デメリットポイント
❌ 1. 原音感は薄め
- 強いコンプレッションとサステインが特徴のため、ニュアンス表現は犠牲になりがち。
- 繊細なピッキングやダイナミクス重視のプレイヤーには不向き。
❌ 2. 音が埋もれやすい場合がある
- バンドアンサンブルでは低音域が膨らみすぎて、他楽器とかぶることも。
- EQやセッティング調整が必要になるシーンもある。
❌ 3. クリーンブースト的な使い方は苦手
- 歪み量が大きく、常に「BIG MUFFらしい音」になるため汎用性は低め。
✨ まとめ
NANO BIG MUFF Pi は、伝説的なBIG MUFFサウンドを手軽に導入できる名機の小型版 です。
分厚いディストーションとサステインで唯一無二のトーンを作れる一方、原音感や汎用性には弱点があります。
特に「オルタナ」「シューゲイザー」「グランジ」系の音を求める方には強力におすすめできる一台です。
4. Mooer Ensemble King (Chorus)
🎸 Mooer Ensemble King (Chorus) のおすすめポイント
✅ 1. アナログライクな温かみのあるコーラスサウンド
- コンパクトながら深みのあるコーラスを再現。
- 特にクリーントーンにかけると、ジャズやポップ、80年代風サウンドに最適。
✅ 2. 超小型でペダルボードに優しい
- Mooer特有のミニサイズ筐体で、エフェクターボードに無理なく組み込める。
- 軽量で持ち運びにも便利。
✅ 3. シンプルで直感的な操作
- Level / Rate / Depth の3ノブ仕様で簡単に音作り可能。
- 初めてコーラスを導入する人でも迷わない。
✅ 4. コストパフォーマンスが高い
- 手頃な価格ながら、実用的なアナログ系コーラスを手に入れられる。
⚠️ デメリットポイント
❌ 1. 音作りの幅は狭め
- シンプルな操作系ゆえに、多機能なコーラスや空間系ペダルと比べると表現力は限定的。
- 「深く揺れるコーラス」や「ステレオ広がり効果」などには弱い。
❌ 2. ノイズが気になる場合あり
- 小型筐体のため、セッティングによってはホワイトノイズが混じることも。
- 高品質シールドやノイズ対策を行うと改善できる。
❌ 3. ステレオ出力非対応
- シンプルなモノラル仕様のため、空間系を本格的に組み込みたい人には物足りない。
✨ まとめ
Mooer Ensemble King は、省スペースでコーラスを手軽に導入できるミニペダル です。
アナログライクな温かみとコストパフォーマンスが魅力で、初心者や「まずはコーラスを試したい」方に特におすすめ。
ただし、多機能さやステレオ感を求めるプレイヤーには物足りないかもしれません。
5. BOSS ( ボス ) / BD-2W オーバードライブ
🎸 BOSS / BD-2W Blues Driver (Waza Craft) のおすすめポイント
✅ 1. クラシックなBD-2サウンドを強化
- オリジナルの BD-2 Blues Driver をベースに、技クラフトシリーズとして改良。
- ブルージーでナチュラルなオーバードライブをさらに磨き上げている。
✅ 2. スタンダード/カスタムの2モード搭載
- Standardモード:オリジナルBD-2のサウンドを忠実に再現。
- Customモード:より太く、豊かなサウンドで現代的な表現にも対応。
- 1台で幅広い音作りが可能。
✅ 3. 表現力の高さ
- ピッキングの強弱に応じて、クリーンからドライブまで自然に変化。
- ギターのボリューム操作とも相性が良く、ダイナミクス重視のプレイヤーに最適。
✅ 4. 高い信頼性と耐久性
- BOSSらしい頑丈な金属筐体。
- 長く使える安心感がある。
⚠️ デメリットポイント
❌ 1. 価格はやや高め
- 通常のBD-2よりも高価。
- 初心者には少しハードルが高いと感じる場合も。
❌ 2. 強烈なハイゲインは苦手
- あくまで「オーバードライブ」であり、メタルやハードロック系の深い歪みには不向き。
- ハイゲイン用途には別のディストーションやブースターが必要。
❌ 3. サウンドキャラクターが好みを分ける
- 温かみがありつつも、やや「ザラつき」のあるドライブ感が特徴。
- プレイヤーによっては合わないと感じることもある。
✨ まとめ
BOSS BD-2W は、クラシックなブルースドライバーを現代風に進化させた万能オーバードライブ です。
表現力豊かで、ブルース・ロック・ポップスなど幅広いジャンルに対応。特に「ピッキングニュアンスを活かしたいギタリスト」におすすめです。
ただし、価格が高めでハイゲイン向きではないため、用途を明確にして選ぶのがベストです。
まとめ – コスパで選ぶヴィンテージ系エフェクターはこれ!
ヴィンテージトーンを追求するならオリジナルを探すのも夢ですが、まずはコスパ良好な現行モデルでサウンドを楽しむのが賢い選択です。
- 安さ重視なら → BEHRINGER TO800
- ヘンドリックス好きなら → Joyo Voodoo Octave
- 王道のファズなら → Nano Big Muff
- 80sコーラスなら → Mooer Ensemble King
- 安定の王道なら → BOSS BD-2
製品名 | タイプ | おすすめポイント | デメリット |
---|---|---|---|
BEHRINGER TO800 | オーバードライブ | ・安価でコスパ抜群 ・TS系のナチュラルなサウンド ・操作がシンプル ・軽量で扱いやすい | ・プラスチック筐体で耐久性に不安 ・ノイズが出やすい ・音作りの幅は限定的 |
Joyo JF-12 Voodoo Octave | ファズ+オクターブ | ・ファズとオクターブの2in1 ・価格が安い ・多彩なコントロール(Mid-Cut, Octave) ・金属筐体で頑丈 | ・ファズ特有の暴れ感 ・低音域ではオクターブ効果が薄い ・繊細な音作りは苦手 |
ELECTRO-HARMONIX NANO BIG MUFF Pi | ファズ/ディストーション | ・名機BIG MUFFを小型化 ・分厚い歪みと長いサステイン ・3ノブで直感的に操作 ・グランジやシューゲイザーに最適 | ・原音感が薄め ・バンドで埋もれることあり ・クリーンブースト用途には不向き |
Mooer Ensemble King | コーラス | ・温かみあるアナログ系コーラス ・超小型で省スペース ・操作が簡単(3ノブ) ・価格が安い | ・音作りの幅が狭い ・ノイズが気になる場合あり ・モノラル仕様のみ |
BOSS BD-2W (Waza Craft) | オーバードライブ | ・BD-2を進化させたモデル ・スタンダード/カスタム2モード搭載 ・ピッキングニュアンスを活かせる ・堅牢な金属筐体 | ・価格が高め ・ハイゲインには不向き ・サウンドキャラが好みを分ける |
あなたのプレイスタイルに合った1台を選んで、ぜひヴィンテージサウンドの世界に踏み込んでみてください。
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