突然ですが皆さんはエクスプレッションペダル(EXPペダル)をお使いですか？
実は僕は HX STOMP や Kemper を購入するまで
EXPペダルに全く縁がありませんでした。
しかし昨今のデジタルエフェクターやアンプシミュレーターはワウやボリュームペダル操作、はたまたワーミー等のエフェクトをEXPペダルを使用して操作する事が可能です! それもすごい高品質なエフェクトを!!
そんな素晴らしいエフェクトを使わない手は無い!という事で僕も何台かEXPペダルを購入して色々楽しんでいました。
そんなある日ふとネットサーフィン中に見つけた一台の綺麗なEXPペダル…..一目惚れしたので酒の酔いに任せてﾎﾟﾁｯと….
恋と機材の出会い方は基本的に一緒で、あとは声を掛ける(ポチる)タイミングが重要。
命短し恋せよ!!!!!
という訳で今回は機材との出会いは突然に!
PAINT AUDIO ( ペイントオーディオ ) / EXP-AB Face をレビュー!
WEBで検索を掛けてもあまりレビュー的なのもヒットせず、まだまだ未開拓な部分多いペダルみたいなので今回はこのペダルを徹底レビュー!
Q.気になってたけどレビューが中々見つからなくて二の足を踏む始末…
Q.EXPペダルが欲しいけど中々これっていうのが見つからない…
Q.人と被らない一風変わったペダルが欲しい!!
そんな方に今回のEXPペダル….結構おすすめかも!!
そもそもPAINT AUDIO ( ペイントオーディオ )ってどんなメーカー？
PAINT AUDIO ( ペイントオーディオ )さんはMIDIスイッチやフットスイッチ開発を得意とする楽器ブランドで、Melo Audioというメーカーで「MIDI COMMANDER」を開発したチームスタッフが独立して設立した会社になります。
MIDI COMMANDERと言えば見覚えがある方も多いのではないでしょうか？
kemperをはじめとするデジタルアンプを快適に操作出来る事で話題になりましたよね。
元々MIDI系フットスイッチを得意としていたので、PAINT AUDIO様もそっち系統の製品をリリースしています。
マルチエフェクターやマルチストンプ、はたまたDAWの操作やシンセサイザー等など
様々な機器をMIDI管理出来るフットスイッチ。
一台あるだけで可能性が無限に広がりますね。
そしてお値段もMIDIスイッチ系にしてはかなりお手頃で、まさに「こんな機材あったら良いな～」
が具現化した感じ。僕の考えた最高のMIDIフットスイッチ的な存在です。
※ペイントオーディオの製品はサードパーティー製品になるので、すべてのデジタル機器で正しく動作するとは限りません、ペイントオーディオ様のHPに動作検証確認済み以外の機材に使用する際は注意してください! あと僕はペイントオーディオの回し者ではありません笑
さっそく開封
化粧箱はいたって普通で「エフェクターの箱だなー」ぐらいしか思ってませんでしたが、表面がつるつるした素材の箱で高級感あります。エフェクターの箱を開ける時が一番気持ちが昂る。
付属品
付属品はシンプルでTRSケーブルが2本と取扱説明書だけ
この取扱説明書の入った封筒、何とシーリングワックスで止めてあります。
何て高級感なんだ笑
シーリングワックスで止められたお手紙を貰った事は人生で一度もありませんが、まさかのここで初体験を出来るとは思いませんでした。ペイントオーディオさんありがとう!
本体
かっ、かっこいー!!!!
最近手に入れたエフェクターの中で一番デザインが気に入っているエフェクターです。
つるっとした筐体に適度に角を持たせつつエッジをあまり立たせないデザインが美しい…
頑丈な作りで、ペダルボードに配置してガンガン外でも使えそう！
サイズも通常のEXPペダルに比べて少し小さく、立ち位置的にはminiって感じ
僕の足のサイズが27.5cmなのですが、実際踏んでみた所踏みにくいという感じはしませんでした。
寧ろこのぐらいのサイズな方が絶妙な力加減で調整出来るのでありがたい。
結構つるつるした触り心地なので、靴下等で踏むと滑ってちょっと踏みにくいです笑
ケーブルの差込口は筐体上部、ペダル的にはつま先側に配置されています。
通常のEXPペダルなら普通差込口は一つですがこのEXPペダルは2個搭載されています。
また後程書きますがこのペダルのミソはこの2個差し込める所!!
EXP-AB Faceという名の通り、A/Bの仕様を変更できるスイッチが側面に付いています。
EXP-AB Faceの基本スペック
基本的にはEXPペダルなのでスペック的にどうこうという所はあまりないのですが一応記載すると
電位値：25kΩ
寸法：150 x 74 x 48 mm
重量：約650g
となっています。大きさは標準的な大きさのペダルに比べて小さく、重さも軽めの設定になっております。
ペダルボードのスペースが限られている方や、荷物はできるだけ小さくコンパクトにまとめたい方にはぴったり!
実際僕もこの小型な図体とフォルムに魅了されてポチッといきました笑
ここが凄いよEXP-AB Face
もうご察しの良い方はお気づきでしょうが、EXP-AB Faceという名の通り
A/B二系統でEXPペダルとして接続でき+そのA/Bの特性を変えれる事が出来る機能があります!
上記の図の要にA/Bで接続しているエフェクト等をペダル操作する上にて、それがかかと側で100%になるのかつま先側で100%になるのか等々を選択できるペダルになっています!!
①の図を例にすると Aを赤色、Bを青色とした場合
どちらも設定はかかと側で0%⇒つま先側に踏み込んで100%エフェクトが掛かる設定です。
これは普通のEXPペダルですがこのペダルは接続系統が2個搭載されていますので、Aにボリュームペダル、Bにワウ等を接続していれば、ボリューム操作をしながらワウも操作できるというちょっと変わったプレイが可能に!!
もちろん2つEXPペダルを用意して、コントロールしたい機器側に差込口が２個あればこの操作は可能ですが、２つのペダルを同時に操作しないとこれはできない事なのであまり現実的では無いですものね笑
②の図を例にするなら Aを赤色、Bを青色とした場合
かかと側にペダルを踏んでいる時はAのエフェクトが100%、Bのエフェクトが0%
つま先側にペダルを踏みこんでいくとAのエフェクトが減衰していき、Bのエフェクトが増幅していきます。
Aにボリュームペダル、BにディレイのMIXレベルを割り当てておけば
ボリュームを絞りながら残響感をぐっと出したりして、演奏表現を広げる事が出来たりします!
実際に試してみる
兎にも角にも実際に接続してみます。
今回はkemperに接続してみます。
接続にはTRSケーブルが必要になりますので、純正のケーブル以外のケーブルを使用する際はここの点に注意してください。
上記の動画の様にkemperでも問題なく動作します。
僕の場合ですとAにワーミーでかかと側で0%、Bにボリュームペダルでかかと側で0%、に設定して
踏み込むにつれて音程が下がりつつ音も小さくなるようにして使用しています。
イメージとしてはアームダウンしながらフェードアウトしていく感じです。
実は僕はアームを使いながらギターを弾くのが非常に苦手なのですが、このペダルでこの設定を使えば疑似的にアームプレイをしているように出来ます笑
kemperはEXPペダルで操作できる箇所が少ないですが、hX STOMPですと各エフェクトのほとんどの部分がEXPペダルで操作可能なので、更に面白い操作が出来ちゃいますね。
まとめ
一台で2個のEXPペダル操作が出来るEXP-AB Face
単純に考えればメリットはそれだけかと思われがちですが、その可能性は無限大!!
アイデア次第ではいろんな使い方があるので、一台持っていて絶対損をしないEXPペダルになります。
是非ともこちらの記事を参考に一風変わったペダルをGETしてみては如何でしょうか？
それではまた!!
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