エフェクターボードを組む際どのエフェクターをボードに入れようか….
これとそれと….いや先にエフェクターボード自体をどれにするかまず考えて…..
正直レイアウトを考えている間が一番楽しいと言っても過言ではありません笑
しかし!!エフェクターボードを組む上で欠かせないのが、エフェクター同士やスイッチャー等に接続する場合に必要なケーブル…それこそがパッチケーブル!!!
でもパッチケーブルってどれでも良くね?
少し前にシールドケーブルの記事でも書きましたが、パッチケーブルもピンからキリまで様々な種類が販売されております!正直めちゃくちゃ悩む笑
そんな悩んで中々寝付けずに昼寝が多くなってしゃーない皆様の為にパッチケーブルを解説&ご紹介!
そもそもパッチケーブルってなに?
パッチケーブルとはエフェクター同士を繋げる為に使用する「短めのシールドケーブル」って認識でOK!
ギターとアンプ や ギターとオーディオインターフェイス等々と接続する際に使用するシールドケーブルは長さが大体3m~5mに対してパッチケーブルは10cm程の長さが多いです。
エフェクター同士の接続がしやすくなるようにL字型のパッチケーブルが多いイメージがありますね
つなげるだけやったら安いパッチケーブルで大丈夫やな!!
と考えがちですが、シールドケーブルと同様に音を左右する重要な機材の一つなので
慎重に選ぶ必要があります!
特にエフェクターを多く使用するギタリスト/ベーシストには更に重要な点になってきます!
じゃあどういうパッチケーブルを選べばいいの?
パッチケーブルを選ぶ際に気を付けるポイントは
・ケーブルの長さ
・プラグの形状
かなり大雑把ですがこの2点を意識しながら選んでいく必要があるかなと思います!!
ケーブルの長さ
パッチケーブルは10cm程度の市販品が多いです。メーカーやモデルによっては 15cmや20cmとあったりしますが、基本的に長さはどれを選んでも問題ありません!
長けりゃ長い程、デカけりゃデカい程偉いと思っている僕ですがパッチケーブルだけは適切な長さをおすすめいたします笑
音質面という所をみるとある程度短い方が良く、長すぎると逆に取り回しがしずらくなるという点もあります。
なのでちょうどいい長さが基本的に10cm程が丁度使いやすくて音質的にもおいしいのかなと考えています!
プラグの形状
プラグ形状は主に「ストレートタイプ(S)」 と「L字タイプ(L)」があり
「S/S」「S/L」「L/L」といった感じで組み合わせが結構あったりします!
・Sタイプ エフェクターの接続ジャックが上側にあるエフェクター同士を接続する場合に役に立ちます
・S/Lタイプ 一方のジャックが上側、もう一方は横側なんて時にばっちり!
・L/Lタイプ エフェクターの接続ジャックが横方向同士の場合に、一番オーソドックスな形
最終的には自分が組みたいエフェクターボードのレイアウトに合わせて、長さやプラグの形状を選んでいくってのが良いかなと思います。
パッチケーブルのブランド/メーカーは統一しよう!
パッチケーブルは使用しているシールドケーブルと同じモデルを使用することを僕はおすすめしております!
シールドケーブル同様、メーカーや線材によって音質特性があるので、そこを全て統一することによってメリットが100%生かせることが出来ます!
例えばCANAREのシールドケーブルを使用しているのであればパッチケーブルもCANAREのケーブルを使用した方が音質的に良くなります。
線材が異なる物をあべこべ的に使用すると、その音質特性の違いで音質劣化が起きやすくなります。
勿論異なる線材を組み合わせて各種の特色を生かす!という方法もありますが、いわゆるオーディオ沼にハマっていく入口になりますので程々に色々試してみましょう笑
ソルダーレスケーブルという選択もあり!!
少し前まではあまり馴染が無いケーブルでしたが、今やエフェクターボードのレイアウトレベルを一段上げるためには欠かせないアイテムとなったソルダーレスケーブル!
作り方も簡単なうえ、自分の思ったレイアウトに長さを調節できるので自由度がマシマシになってご機嫌なボードに仕上がる事間違い無し!!
ソルダーレスケーブルって??
ソルダーレスケーブルは、ソルダーレス(はんだ無し)の事で、本来パッチケーブルを作成する際にはんだこてとはんだを用いてケーブルとプラグをくっつける必要があるのですが、ソルダーレスはそのはんだ工程を省く構造をしており、思いのまま気の向くままにオリジナルパッチケーブルが作成できちゃう画期的なケーブル!!
これは僕の手持ちにあったOYAIDE電気さんのソルダーレスケーブルになります。
作成の手順としては
- ソルダーレスケーブルを欲しい長さにカット!
- 専用のプラグに切断したケーブルを挿し込む
- そのままプラグの蓋部分を付属の工具で締め込んでいく
- 蓋部分を締め込むと金属部分(フランジ)が押されてケーブルに食い込んでプラグとケーブルが接点する
完成!!
なんと必要な道具はカッターやハサミそして付属のレンチだけ!!
正直めっちゃ楽ー!!!
ケーブルの種類やメーカーによって様々ですが基本的な作り方は切って締め込んで完成なので、だれでもすぐにパッチケーブルを作成することが可能です。
音質、耐久性、手間暇ともにおすすめしたい一品になります!!
おすすめのパッチケーブル
OYAIDE ( オヤイデ ) / L12+
上記でも紹介いたしましたが、オヤイデ電気様のソルダーレスタイプのパッチケーブルはおすすめ!!
オヤイデ電気様はオーディオ用/楽器用のシールドやケーブル、機材関係の電源ケーブルや電源タップ等々、ケーブル全般を得意とした老舗のメーカー様!
僕も大好きで、シールドや電源ケーブルを多数愛用しております。
オヤイデ電気様のソルダーレスケーブルの音は非常にストレートでシンプルな出音で、エフェクターやギター本来の旨味をしっかりと引き出してくれる頼りになる存在です!
こちらのソルダーレスケーブルセットですと、L字のソルダーレスパッチケーブルが最大で6本作製する事が可能です。
プラグを締め込むためのスパナも2個付いているので別途工具を用意する必要は無いです!
そしてソルダーレスケーブル最大の痛手でもある
「作り直したいけど締め込んで潰したフランジどうしよう。。。」
をしっかりサポートしてくれるリサイクルスティックが付属!!
こちらのスティックを一度使用したプラグに差し込む事によりフランジが元に戻るので、作成に失敗したり、ボードのレイアウトを変更したい場合なんかにも超絶役に立ちます!
※あんまり何度もすると金属疲労でフランジが割れちゃうので注意
全部セットになっているからバラで買うより断然お得なのでソルダーレスケーブルに挑戦してみたい方に是非ともお勧めしたいセットになります!
OYAIDE ( オヤイデ ) / G-SPOT Cable LL
またまたオヤイデ電気様のパッチケーブルで申し訳ないのですが笑
こちらも是非ともお勧めしたい一本になります!!
こちらはいわゆる普通のパッチケーブルなのですがおすすめしたいポイントはその音!!
G-SPOT Cableは楽器本来のおいしい部分、特に中音域をグッと持ち上げてくれる印象で、エレキギターにぴったりなパッチケーブルです!
ケーブル自体は柔らかくしなやかで、芯線には、軟銅線と一緒に補強材の糸「ケブラー」を使用しているらしく、エフェクターがぶつかったり足が引っかかってしまっても中々断線しにくいのもうれしいポイント!!
プラグも1本の真鍮から削って作っているらしく、そのため通常のプラグと違ってつなぎ目がありません。めっちゃ頑丈です笑
本体部は無電解ニッケル・メッキ仕上げ、カバー部はベリクローム・メッキ仕上げで、なんと日本国内で作られています。
こちらは既製品になりますので必要なメーターをしっかり計測してから購入しなければなりませんが、長さのバリエーションに幅がありますので、こういう点もうれしいですね!
シールドケーブルとしての展開もしていますので、こちらもおすすめ!!
EBS ( イービーエス ) / PCF-18 フラットパッチケーブル
みてくれは”きしめん”にそっくりですがこちらもしっかりパッチケーブルでこちらもプッシュしたい一本!
EBS ( イービーエス )様はベースアンプや、ベース用エフェクターで有名なメーカー様で
クオリティーと安定性の高い製品をガンガン世に放ってくれているメーカー様
そんなEBS様のパッチケーブルシリーズにこの平べったいパッチケーブルがラインナップされております。
フラットなフォルムが限られたエフェクトボードにジャストフィットしてくれて
「ここもう少し詰めてエフェクター置ければなー……」なんてお悩みを一発解決!!
上記の様にぴったぴたに配置することだってこのフラットケーブルな余裕!!
あんまりつめつめに配置すると踏みずらいですがこのぐらいスペースを詰めれてしまいます!!
耐久性も流石EBS様!ぐりぐりと乱暴に取り回しても断線しにくい所もありがたいポイントです。
音の傾向としてはストレートで素直な出音、いい意味で邪魔をしないスッキリとした印象です!
まとめ
エフェクターボードを作成する際にやはりネックになるパッチケーブル選び。
上記では紹介しきれなかったおすすめしたいパッチケーブルがまだまだたくさんございますが、全部書いていると物凄い長い記事になってしまいますので今回は個人的おすすめ3本に絞ってのご紹介でした!
是非ともこの記事を参考に自分にあった最高のパッチケーブルを見つけて一緒に広くて深いケーブル沼に入りましょう!!笑
それではまた!!
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