Quad Cortexでめちゃくちゃ有名になったあのNeural DSPさん
そんなNeuralさんから凄い奴が発売されました。
Nano Cortex !!!
Quad Cortexでは非常にクオリティーの高いサウンドを得れるとして、ギタリスト/ベーシストから絶大な人気を集めていますが、そのQuad Cortexから色々引き算して
「これとこれいらないでしょ?省いちゃうね?だけどお値段少しお手頃にしときまっせ!」
っていうのがこのNano Cortexです。
正直あんまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんので、今回このNano Cortexを購入した友人から実機をお借りできたので、レビューをしてみたいと思います!!
※最近はやりのギタープロセッサー比較解説した記事も書いていますので是非ともこちらもご参考にしてみてください!
メイン部分
早速ですがNano Cortexのフロント部分です。
GAINやLEVEL EQやBANKを選択するボタンやフットスイッチ等々…
非常にシンプルな配置とデザインになっております。
エフェクターやデジタルプロセッサーを触ったことのある方なら割とスッと使いこなせちゃう様になります。
Quad Cortexと比べて一番大きな違いと言われるとサイズ!!と言いたいところですが、やはり液晶が無いという点では無いかと思います。
そこは流石今どきのギタープロセッサー! Nano Cortexに接続したスマホやPCでCortex Cloud アプリを使えば細かい設定は勿論、隅々までNano Cortexをセッティングすることが可能です!
これなら液晶が無くても全然大丈夫ですし、液晶が無い分軽くなっているのならそれはそれで大賛成。
重量は620gと非常に軽量で、サイズは14.4 x 10.3 x 6.2 cmとめっちゃ小さい!!
フットスイッチはQuad Cortexと同じ踏み心地でしたが、やはりこのスイッチがちょっと慣れない….
個人的に ガチン!!!! ってなってくれた方がスイッチ押せた感があるので安心できる。
ここは是非とも実機を触って確かめて欲しい所です。
接続端子
Nano Cortexの接続部分のほぼがこの部分に集約されております。
ここも見慣れている方からすればいたって普通の感じ、必要最低限の接続端子は容易されている感じで、むしろこれ以上入出力が必要な人はQuad Cortexを買った方が絶対幸せになれます。
普通の表記と違う所と言えば OUTPUT 2R /CAPTURE OUT という端子かなと思います。
ここはまた後で解説いたしますがこの端子がのちのキャプチャーに必要な端子となります。
電源は9-12V DC 600mA センターマイナスで起動します。
パワーサプライで十分賄えそうな感じで一安心。
昨今のデジタルプロセッサーはその性能がゆえ結構デカめの電源とか必要なのですがNano Cortexは控えめ
ヘッドホン/イヤホン端子がミニ端子になっていますのでCD900ST等々標準プラグですとそのままでは使えないのでそこだけ注意が必要ですね。
サイド部分
残る接続端子はこの CAPTURE INPUT
ご存じの方も多いでしょうが Quad Cortex/Nano Cortexは,アンプやエフェクター等実機の音をそのままキャプチャーしてその音を再生できるという目玉機能があります!
Nano Cortexはこんなに小さい筐体なのにそのキャプチャー機能がしっかり搭載されております。
CAPTURE INPUTはそんな実機の音を取り込む際に必要な接続端子ってことですね。
でもキャプチャーって複雑じゃないの?
と思ってましたがこれが結構簡単に出来てびっくりしました。
実際にキャプチャーしてみた
めっちゃくちゃ単純な説明図で申し訳ないです笑
キャプチャする接続ルーティンはこんな感じです。
アンプを録る場合はマイクが必要ですし、エフェクターですとLINEレベルにするためにDIが必要だったり、マイクプリを使ったりと色々ありますが今回は一番シンプルな接続の仕方にしてみました。
まずはギターを接続
※大前提としてNano Cortexはアプリが無いとキャプチャー操作はできないです!
まずアプリでキャプチャー作成を選択して
Input 1に楽器を接続します。
モニタースピーカーかヘッドホンを接続して音を確認
OUTPUTかHeadPhonesにモニタースピーカーやヘッドホン/イヤホンを接続してモニターすることが出来ます。
エフェクターを接続
Capture Out(Output 2R)をエフェクターやアンプのIN部分に接続
今回はエフェクターのキャプチャーなのでエフェクターのINに接続!!
アンプの場合でしたらマイクでその音を拾う必要があります。エフェクターの場合ですとDIなどでラインレベルにする必要があります。
エフェクターを更に接続
エフェクターのアウトを先ほどキモと言っていた Capture Inputに接続!!
これで接続はすべて終了!! 意外と簡単ですよね。
キャプチャーのGAIN量を設定
最後にキャプチャーするGAIN量を調整します。
キャプチャーゲインは最大24dbまで上げることが可能です。それでも足りない場合はCapture Input横のブーストボタンを押せば最大26dbまでゲインを上げることが出来ます。
(この時マイクプリアンプ等をかましてキャプチャーしているのであればキャプチャーゲインは0dBでOKです!!)
このセッティングでOKでしたら START CAPTUREを押すと、OUTPUT 2からテスト信号が発信されてエフェクターやアンプを鳴らしてくれます。その音をnanocortexがキャプチャーしてくれます。
何とも不気味なテスト信号です笑
大体5分ぐらいでキャプチャー作業は終了します。
ここで気が付いたのですが Quad Cortexもnanocortexもキャプチャー自体の時間がほぼ同じことでした。
こんなに小さいのにすげぇぞ!!
Quad Cortexと比べてどうなの?
キャプチャーも簡単に出来て小さくて軽くていい事ばっかりじゃんNano Cortexってなっちゃうのですがやはりここは安くなった理由というか比較すると結構違いが出てきます。
比べてみると結構違いがありますね。
個人的に思ったのが、アンプモデルやプラグインがキャプチャーだけというのは結構….
ですがこれはアプリの方で他の方がキャプチャーしたパッチもアップロードされているので、自分の好みのパッチを探せば解決しますし、今後のアップデートに期待って感じですね!
後シグナルフローが固定というのも結構気になりました。
エフェクトの配置が固定されているのは自由度が結構違ってくるのでここもアップデートに期待という所かなと思います。
Nano Cortexはお勧めかどうか
結論から言うと用途が絞れている方には非常にお勧めしたい一台です!!
Nano Cortexの最大の強みはNeural DSPさんのハイクオリティなサウンドを気軽に持ち運べる軽さだと思います。
ですので、複雑なルーティンを組まず、スマートフォン等々で操作を完結させる事が出来る方にはピッタリのプロセッサーだと思います。
あれもこれも…とお考えの方はQuad Cortexの方が楽しめるんじゃないかなと….
実際このNano Cortexを購入した友人も「リハーサルスタジオに気軽に持って行きたいから買った!!」
と言っていたのでやはり軽い=正義だなと再確認しました笑
ですので気軽に持ち運びたい、この音だけ出したいからこれで十分等々の用途が絞れている方には是非ともお勧めしたいという事です!!
まとめ
Quad CortexとNano Cortex どちらを買うか中々悩み処が多いですね笑
全ての機能を得れるQuad Cortexか 軽量、軽快なNano Cortex
是非ともこの記事を参考に自分にぴったりのハイエンドギタープロセッサーを手に入れちゃいましょう!!
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